旅人に林檎の在処をたずねれば あにおとうととなりし日を指す

触れてはいけない星に触れたね あの日の罰をまだ覚えてる

ありがとう私を覚えていてくれて 透明な日々に色がついた日

守りたかった守るべきだと 一人では何もできない子供が嫌で

なにもかも終わった後にも星は光り 蠍の灰を抱きしめ生きる

 

輪るピングドラム