まだ見ぬ青を切り取ったようなその瞳 二千年先も我は忘れず

堅実に地を蹴り舞うその背中から 人にも翼があることを知る

背中から翼が剥がれ落ちる時 僕らは星のひとつになれる

海水をしょっぱいと言う それだけ ただそれだけも言えないぼくら

ほんとうの さいわいは壁の向こうだと 語るあなたの目の黄金色

 

(進撃の巨人)

旅人に林檎の在処をたずねれば あにおとうととなりし日を指す

触れてはいけない星に触れたね あの日の罰をまだ覚えてる

ありがとう私を覚えていてくれて 透明な日々に色がついた日

守りたかった守るべきだと 一人では何もできない子供が嫌で

なにもかも終わった後にも星は光り 蠍の灰を抱きしめ生きる

 

輪るピングドラム